郵便料金の調整や追加料金用として便利な「20円切手」。 実はコンビニでも買えることがありますが、 すべての店舗で常に取り扱っているとは限りません。
この記事では、コンビニで20円切手を購入する際のポイントや注意点を 分かりやすく解説します。
コンビニで20円切手は買えるのか?
まず気になるのが、「そもそも20円切手はコンビニにあるのか?」という点。 答えは「一部のコンビニでは取り扱いあり」です。 ただし、取り扱い状況は店舗ごとに異なります。
20円切手の取り扱いがある主なコンビニ
大手コンビニチェーンの中では、 セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどが 切手の販売を行っていることがあります。 特にローソンでは、郵便ポストが併設されている店舗が多く、 郵便サービスとの連携が進んでいるため、 他のコンビニに比べると切手の取り扱いが充実している傾向にあります。
ただし、扱う金額の種類は限られており、 84円や63円などの基本料金用が中心です。 20円や10円といった端数調整用の切手は、 店舗の判断で仕入れていないケースが多く、 すぐに手に入るとは限りません。
そのため、20円切手は在庫として置いていない店舗も多く、 事前に確認するのが確実です。 買いに行く前に店舗に電話をして聞くか、 買い物ついでにレジで在庫状況を確認しておくのが安心です。
店舗によって異なる在庫状況に注意
同じ系列のコンビニでも、 店舗によって取り扱っている切手の種類は違います。 駅前やオフィス街など郵便需要の多い立地では、 比較的そろっていることが多い傾向にあります。 さらに、ビジネス街や学校・役所の近くなど、 郵送ニーズの高いエリアでは、 在庫が豊富に確保されている可能性もあります。
反対に、住宅街や小規模な店舗では、 切手そのものを置いていないケースもあります。 また、深夜帯に訪れると在庫確認がすぐにできないこともあり、 販売を断られることもあります。
購入予定のコンビニに電話で在庫を問い合わせるのも一つの方法です。 普段よく使う店舗であれば、あらかじめ店員さんに相談しておき、 必要なときに取り置きしてもらえるよう頼んでおくのもよいでしょう。
20円切手をコンビニで購入する際の基本知識
コンビニで切手を買う場合、 普段の買い物とは少し勝手が違うことがあります。 事前に流れを知っておくとスムーズに購入できます。
レジでの購入手順と声かけのコツ
切手は基本的にレジでの対面販売になります。 陳列棚に並んでいることは少ないため、 「20円切手はありますか?」と直接聞きましょう。 事前に在庫があるかを電話で問い合わせておくと、 来店時にスムーズに対応してもらえる可能性が高まります。
スムーズに伝えるために、 「20円を◯枚ください」と具体的に伝えると、 店員さんも探しやすくなります。 また、「合計◯円分ください」と伝える方法も有効です。 大量に必要な場合は、数日前に予約や取り寄せの相談を しておくのも一つの方法です。
店舗によっては在庫管理をレジで行っているため、 その場で確認に時間がかかることもあります。 急いでいるときは、時間帯にも配慮して訪れると良いでしょう。
コンビニでの支払い方法の注意点
一部のコンビニでは、切手類の購入時に 電子マネーやクレジットカードが使えないことがあります。 現金払いが基本とされている場合が多いので、 念のため小銭を用意しておくと安心です。 特に深夜帯や釣り銭の少ない時間帯は、 レジの対応が制限されることがあるため注意しましょう。
また、ポイント付与の対象外になるケースもあるため、 支払い前に確認しておくのがおすすめです。 一部の店舗ではポイントカードを提示しても、 対象外の商品として扱われる可能性があります。 不明な場合は、支払い前に店員さんへ確認するのが確実です。
購入時に知っておきたい3つの注意点
「在庫があっても買えなかった…」なんてことがないように、 購入前に知っておきたいポイントを押さえておきましょう。
時間帯や混雑状況による対応の違い
忙しい時間帯や混雑時には、 レジ対応の手間がかかる切手販売を断られる場合もあります。 特に朝の通勤時間帯や昼時はレジが混雑しやすく、 切手の取り扱いに時間がかかるため、 対応を後回しにされることもあるようです。
また、店舗によってはバイトスタッフが切手の在庫場所を把握しておらず、 混雑時にすぐに対応できないケースもあります。 そのため、比較的空いている時間帯や、 スタッフに余裕があるタイミングを狙うことがポイントです。
具体的には、午前10時〜11時や午後3時〜4時など、 客足が落ち着いている時間帯を目安に訪れるのが理想です。 時間に余裕があると、店員さんも丁寧に対応してくれる可能性が高くなります。
クレジット・電子マネーが使えない場合もある
前述の通り、コンビニでの切手購入は現金限定の場合が多いです。 使えると思ってレジに行ったら使えなかった…という事態を避けるために、 財布にある程度の現金を入れておくと安心です。 特に小銭が不足していると支払いに手間取ることもあるため、 あらかじめ準備しておくとスムーズです。
また、モバイル決済アプリによっては、 切手購入に対応していない場合もあります。 PayPayや楽天ペイなど一部のサービスでは、 店舗ごとに対応状況が異なるため注意が必要です。 事前にアプリの使用可否や、 利用可能な決済方法について確認しておくと安心です。
郵便局とコンビニでの購入の違い
どちらでも切手は買えますが、 それぞれにメリット・デメリットがあります。 シーンに応じて使い分けましょう。
取り扱い種類と在庫の安定性
郵便局ではすべての金額の切手を取り扱っており、 在庫も安定しています。 特に端数用の10円・20円・50円といった少額切手は、 常に十分な数が用意されていることが多く、 必要なときに確実に手に入る安心感があります。
対して、コンビニは金額が限られており、 84円や63円など一般的な定形郵便用が中心です。 20円などの端数用は在庫が少なかったり、 まったく取り扱いがなかったりする店舗も多く存在します。
また、コンビニは郵便業務を専門にしているわけではないため、 在庫の補充も店舗ごとの判断に委ねられており、 安定して供給されているとは限りません。
確実に手に入れたいときや、 複数枚必要な場合は郵便局を選ぶのがベストです。 特に急ぎの書類送付や事務処理などで、 ミスなく正確な郵便料金を支払いたい場合は、 郵便局の利用をおすすめします。
急ぎの場合どちらが便利か
郵便局は営業時間が限られているため、 早朝や深夜に買いたいときはコンビニが便利です。 特に24時間営業の店舗なら、 深夜でも思い立ったときに切手を購入できるというメリットがあります。
ただし、20円切手の在庫がない可能性を考えると、 複数のコンビニを回る覚悟も必要になります。 特に土日祝日や深夜帯では、 スタッフが在庫を把握していなかったり、 販売を一時的に中止している場合もあるため注意が必要です。
事前に「取り扱っていそうな店舗」をリストアップしておくと、 いざというときに役立ちます。 また、よく使うコンビニに行った際に、 あらかじめ在庫状況を聞いておくことで、 必要なときに無駄な移動をせずに済む可能性が高まります。
20円切手の使い道と活用例
20円切手は単体では使う機会が少ないものの、 意外と便利な使い道がたくさんあります。
他の切手と組み合わせて使うケース
郵便料金が変更されたときや、 規格外の重さ・サイズで料金が端数になるとき、 既存の切手に20円を加えることで対応できます。
例えば、62円の手持ち切手に20円を足して82円にするなど、 手持ちの切手を無駄なく使い切るために重宝します。 最近では84円や94円など中途半端な額の切手が増えており、 少額の切手を組み合わせて対応する場面が多くなっています。
また、使い残しの切手の有効活用としても、 20円切手は非常に便利です。 金額が合わずに使い道がなかった切手に少額を足すことで、 改めて活躍の場が生まれます。
定形外郵便や端数の調整に便利な理由
定形外郵便や書留など、料金が細かく設定されている郵便物に対して、 ちょうどよく金額を合わせたいときに20円切手が役立ちます。
たとえば、定形外郵便物は重量によって料金が変わるため、 140円や210円といった料金設定になることが多く、 20円切手を使うことで微調整がしやすくなります。
大きめの切手だけだと端数調整が難しいため、 こうした少額の切手があると非常に便利です。 封筒やはがきに必要な額を正確に貼るためにも、 20円切手を何枚かストックしておくと何かと助かるアイテムです。
また、複数の郵便物をまとめて出すときにも、 不足分を細かく補える20円切手は大活躍します。
まとめ
20円切手はコンビニでも購入できることがありますが、 すべての店舗で扱っているわけではないので要注意です。 在庫や支払い方法、対応時間など、 いくつかのポイントを事前に押さえておくことが大切です。
必要なときに困らないよう、 近所のコンビニや郵便局の取り扱い状況を 日ごろからチェックしておくと安心ですよ。